「ガスの元栓がない!?」マンション・アパートで見つからない時の探し方3選【元理事長が解説】

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マンションやアパートに引っ越してきて、「いざガスを使おうとしたら元栓がない!」「地震が起きたからガスを止めたいのに見つからない!」と焦っていませんか?

今まで一戸建てに住んでいた方だと、「本当にこのままで大丈夫なの?」と不安になりますよね。

でも、安心してください。マンションの管理組合で理事長を務めていた私が、「ガスの元栓の正しい探し方」と「マンションのガスの安全な仕組み」を分かりやすく解説します。

この記事を読めば1分で解決しますよ!

結論!あなたが探している「ガスの元栓」はどっち?

「ガスの元栓がない」と一口に言っても、実は目的によって探すべき場所が違います。まずは以下の2つのパターンのうち、ご自身の目的がどちらか確認してください。

パターン1:ガスコンロを新しく繋ぎたい場合

室内(キッチンの壁など)に「ひねるタイプの元栓」がない場合、壁にある「コンセント型の差し込み口」に直接ガスホースをカチッと挿すだけでOKです。今のマンションは、室内にひねる栓がないのが一般的です。

パターン2:旅行や地震で大元のガスを止めたい場合

室内に大元の元栓はありません。大元のガスを遮断するバルブは、玄関の外にある「メーターボックス(パイプシャフト)」の中にあります。

【写真解説】大元のガスを止めたい!外にあるメインバルブの場所

大元のガスを止めたい場合は、一度玄関の外に出ましょう。

分譲マンションや賃貸アパートの共用廊下には、各部屋の玄関ドアの横に鉄の扉(メーターボックス)があります。この扉を開けると、中にガスメーター(マイコンメーター)が設置されています。

マンションのメーターボックス内にある大元のガスの元栓(赤いレバー)を矢印と文字で指し示している解説写真

ガスメーターのすぐ近くの配管に、ガスを遮断するためのバルブ(つまみ)がついています。これを回すことで、部屋に供給されるガスを大元から完全にストップすることができます。

ガスコンロを繋ぎたい!室内に「ひねる元栓」がなくても安全な理由

キッチンにひねる元栓がなく、コンセントみたいになっていると「ガス漏れしないの?」と心配になりますよね。結論から言うと、マンションにひねるガスの元栓がなくても全く問題ありません!

どうして大丈夫なのか? その理由は、今のガスのコンセントの内部にはピンポン玉みたいなボールが入っているからです。

このボールは通常フワフワと浮いており、もしガスホースが外れたり、ガスが漏れそうになったりした場合は、ボールがピタッと栓となって塞ぐ役割を果たします。万が一の時でも、このボールが自動で塞いでくれるので安全というわけです。

すごく画期的な仕組みだと思いませんか?私、これを知った時は感動して「誰がこんなすごいことを思いついたんだろう?」と思いました!

小さな子供がいるご家庭だと、「ホースが抜けてしまうかも」と不安かもしれませんが、よほどのことがない限り抜けないように作られていますし、万が一抜けてしまってもロックがかかるので安全です。

長期不在や地震の時の正しいガスの対処法

「ガスの元栓って、どんな時に閉めておいた方が良いの?」と疑問に思う方もいるでしょう。

数時間だけの外出や2〜3日の旅行なら、ガスの元栓はそのままで問題ありません。ガスコンロのスイッチをしっかり切っておけば大丈夫です。 目安としては、「1週間くらいハワイに行く!」といった長期不在の時には、外のメーターボックスから元栓をしっかり閉めていくと安心ですね。

もし、ガスの元栓を閉め忘れて長期不在をしてしまったと気づいた時には、契約しているガス会社に連絡をしましょう。「〇日まで家をあけるので、すみませんが閉めてください!」とお願いすると、快く閉めに来てくれます。

ガスの元栓は勝手に閉まることがある!

また、夜中に地震が来て、朝起きたらガスの元栓が閉められていた…なんて場合もよくあります。「泥棒か誰かが悪さをしているのでは?」と思うかもしれませんが、安心してください。

今のガスメーターには、火災や大きな地震(震度5相当以上)を感知すると、危険防止のために自動的にガスを遮断する機能がついています。これもマンションの安全を守る素晴らしい機能の一つです。

【補足】どうしても室内に「ひねるタイプの元栓」を後付けしたい場合は?

ここまでご説明した通り、そのままでも十分に安全ですが、「どうしても室内にガスの元栓がないと心配だ」という人もいるでしょう。

そういう時には、業者に依頼して元栓を後付けしてもらうことが可能です。 ただし、費用は結構かかります。大体、ガス栓一口あたり10万円程度(場合によってはそれ以上)だと思っておいた方がいいです。より安心を買いたい時には、お金をしっかり用意してからお願いするようにしましょう。

手順としては以下の3ステップです。

  1. 自分が住んでいる所のガス会社に連絡を入れる

  2. ガス会社と契約する

  3. ガスの工事会社に依頼をして元栓をお願いする

※元理事長からの注意点! 分譲マンションや賃貸アパートでガスの工事を行う場合は、必ず事前に管理組合(管理会社)や大家さんの了承を得る必要があります。自分一人の判断では勝手に工事できない決まりになっていることがほとんどなので、事前の確認・申請を忘れないようにしてくださいね。

まとめ

マンションに「ひねるガスの元栓」がないことはよくありますが、決して欠陥ではありません。

  • コンロを繋ぎたい: 室内のガスコンセントにホースを挿すだけでOK(内部のボールがガス漏れを防ぐので安全)。

  • 大元のガスを止めたい: 玄関外のメーターボックス内のバルブを閉める。

マンションのガス設備は、ガス漏れや地震に備えて非常に優秀な安全機能が備わっています。安心して快適な生活を送ってくださいね!