マンションに住んでいると、ガスの元栓がないことがあります。
今まで一戸建てに住んでいた人だと「ちょっと心配」だと不安になりますよね。
本記事では、マンションにガスの元栓がなくても大丈夫なのか?また、設置することは出来るのか?ということを説明します。
マンションにガスの元栓はなくても大丈夫!
結論から言うと、マンションにガスの元栓がなくても問題ありません。
どうして大丈夫なのか?
その理由は、今のガスのコンセントの内部にはピンポン玉みたいなボールが入っているからです。
このボールは通常フワフワと浮いており、もしガスホースが漏れた場合はボールが栓となり塞ぐ役割を果たします。
だから、万が一ガスが漏れそうな状態になってしまっても、このボールが塞いでくれるので大丈夫ということ!
すごく画期的なボールだと思いませんか?
私、これを知った時は感動して「誰がこんなすごいことを思いついたんだろう?」と思いました!
また、ガスメーターについてもガスを遮断する機能がついています。
これなら、ガス漏れをする危険はゼロに近くなるので安心ですね!
小さな子供がいる家庭だと、ホースが抜けてしまう危険もあるかもしれませんが、一般的にホースはよほどのことがない限りは抜けないように作られていますし、抜けてしまってもホースにもロックがついているので安全です。
マンションにガスの元栓を設置することは可能なのか?
しかし、「どうしてもガスの元栓がないと心配だ」という人もいるでしょう。
そういう時には、業者に依頼して元栓をつけてもらうことが可能です。
ただし、値段は結構することが多いので気を付けてくださいね。
大体、ガス栓一口10万程度だと思っておいた方がいいです。
10万を少し超えることもあります。
より安心を買いたい時には、お金をしっかり用意してからお願いするようにしましょう。
ガスの元栓を設置する手順としては3ステップになります。
- 自分が住んでいる所のガス会社に連絡を入れる
- ガス会社と契約する
- ガスの工事会社に依頼をして元栓をお願いする
マンションでガスの元栓をつけたい場合は、大家さんや管理会社の人の了承を得る必要があることが多いです。
自分一人の判断ではつけられないので、必要に応じて事前準備をしっかり行うようにしたいですね。
ガスの元栓はどこにつける?
マンションにガスの元栓をつけようとした場合、どこにつけるのが良いのか?
ガスの元栓って、なんとなく室外にあるイメージを想像する人も多いかと思いますが、マンションも同じくほとんどが室外につけられています。
そのため、マンションでガスの元栓をお願いするなら室外に設置してもらうことをおすすめします。
元栓を閉めるタイミングはいつ?
ガスの元栓って、どんな時に閉めておいた方が良いかご存じでしょうか?
「〇日家を空けるなら閉める!」と正確な日数を決める必要はないのですが・・・できれば長期で家を空ける時にはガスの元栓を閉めていくことをおすすめします。
例えば、数時間だけ家を空けたり2.3日の旅行ならガスの元栓もそのままでも問題なく、ガスコンロの栓だけを閉めておけば問題ありません。
目安としては、「1週間くらいハワイに行く!」みたいな時には、元栓からしっかり閉めていくと安心していられますよ。
また、ガスの元栓を閉め忘れて長期不在をしてしまったと気づいた時には、ガス会社の方に連絡をすることをおすすめします。
ガス会社の人に「〇日まで家をあけるので、すみませんが閉めてください!」とお願いすると、快く閉めに来てくれます。
ちなみに、マンションの場合ガスの元栓はボンベと室内に引き入れるつなぎ目部分にあります。
ガスの元栓は勝手に閉まることがある!
最後に、ガスの元栓は勝手に閉まることがあることを覚えておきましょう。
ガスの元栓って、なんとなく自分が閉めないとそのままになっているイメージをもつ人も多いはず。
しかし、火災や地震が来た時には危険防止として自動的に閉まってしまうこともあるものです。
だから、夜中に地震が来て朝起きたらガスの元栓が閉められていたなんて場合もよくあるものです。
「泥棒か誰かが悪さをしているのでは?」と思う人もいますが、そうではないので安心してくださいね。(そうである場合も時にはありそうですが・・・)
まとめ
マンションにガスの元栓がないことはあります。
この場合、「大丈夫?」と思う人もいますが、問題ありません。
今はガスのコンセントの内部にボールのようなものが入っており、そのボールが上下してガス漏れしないように工夫されています。
また、その他にもガス漏れを防ぐための設備がしっかり整っているため、安心して問題ありません。
しかし、それでも「やっぱりガス栓がほしい!」という場合は、ガス会社の人や大家さんなどに連絡をして、新しくガスの元栓を設置してもらうことをおすすめします。